財務・会計と投資の専門家としてスモールM&Aの講義を行いました。
500万円の事業買収で売上6000万企業に!スモールM&A、実例&ポイント勉強会 を開催いたしましたので、その所感とまとめを共有いたします。
▼開催概要
弊社が実際に事業買収・再生した実例と、スモールM&Aの基本的なコツ・ポイントをご紹介します。事業を買収して、収益を得ませんか??
2024年現在、「働き方改革」により副業が推奨される一方で、後継者不足により廃業する事業が増えています。本勉強会は、「金融商品を売らない投資と財務の専門家」株式会社BFPホールディングスが実際に行っている【事業を買収・再生して収益をあげる】スモールM&Aの実例と、事業買収する際の探し方やコツ・ポイントを「買収目線」「売却目線」両方からご紹介し、上記のとおり【放置され、消えてしまう事業】の引き受けるプレイヤーを発掘・成長させることで、社会貢献 × 新たな収益機会の発掘を行うことを目的として開催いたしました。
▼勉強会日時
2024年7月27日 15時~17時、終了後1時間程度フリートークタイムあり。
ZOOM開催(開始10分前開場)
▼勉強会内容
・スモールM&Aとは?
・弊社が買収再生した案件の、「買収前」から「現在」を紹介!
・弊社が再生完了し、「利益確定売却」した案件を紹介!
・事業の買収および再生で利益を上げるための基礎知識紹介
・次回イベント案内
▼いただいたご質問と回答
講義は、事業投資(スモールM&A)の基礎知識と買い側・売り側の視点とノウハウについてお話ししました。
来場の方から頂いた質問としては、【購入前後の強みの作り方】、より具体的にいうと
1.買収後の事業計画策定
2.「自分の強み」と合致した案件の探し方
が主でした。
1については弊社が事業計画作成補助の依頼を受ける際、
- 事業内容・決算の精査(財務DD)
- 値段の決定、競合の調査(市場マーケティング)
- 数値を計画書に織り込む
- どこでどういう営業・広報活動を行うのかを計画書に盛り込む
- リスクヘッジの調査(商品の転用・他の作物が作れるのか・売却時の計画も複数ケース考える)
という流れで策定することをお伝えしました。
大抵の方は決算書及び関連情報の精査、デューデリジェンス(財務DD)だけ、で調査を終えて買収・投資をしてししまい、失敗するケースが多いです。
講義中にもお伝えしましたが「自分が全く関係のない業種を買収するより、自分の知識や強みを活かし、それを基に計画をたてて買収するほうが当然に成功率が高い」のは自明です。
こういった案件を探すというマインドを持てるかどうかが、市場を通さずに行うハイリスクハイリターンな「事業投資」を成功させるポイントの一つです。
分かりやすい話、M&A案件でラーメン屋の買収を検討しているとします。方や、サラリーマンで製造業など全く関係がない仕事についていた方。もう一方は飲食店で勤務していた方。
同じ投資案件でも「どちらのほうが成功率が高い方か」なんてのは火を見るより明らかでです。
「コロンブスの卵」、ではないですが発想を転換し、こういう「当たり前」を見つけ出せることがお金持ちになるための大切です。
2「自分の強み」と合致した案件の探し方については、「脳の柔軟性とイメージゲーム」です。自分が持っているノウハウ・スキルを、どういったところに流用できるのか?
常日頃から思考をとがらせ、チャンスを探さないといけません。
例えば弊社の場合、「財務・会計」という視点から資金繰りや予算配分を見直す、「ガバナンス」という観点から組織を作り上げ、委任していく。こういった点が強みです。
なので資料請求をした後の分析も、「この強みで改善できる事業なのか?」ということを第一に考えます。
▼アンケートの結果と所感
申し込みとしてはビデオ配信も込みで42名。マニアックなテーマであった割には集まったかな?という所管です。
アンケートの回収率は6割程度、マニアックかつプロ向け投資家の内容にもかかわらずそれなりに満足度が高い形で終えることができたと思います。
回答の傾向としては、「初心者で何となく興味はあったけど、ハードルが高かった」という人が、本勉強会で興味を持ったという方が多かったと思います。
やる、やらないは別にして「手札を増やす」という意味でこういった手段と考え方を抑えていただくのは価値があると思います。
そういった機会を、今後も作り上げていきたいと思います。
2024年7月30日
株式会社BFPホールディングス
代表取締役 土居 亮規