【投資学習特化FP】アメリカ株が上昇している理由【株式会社BFPホールディングス】
アメリカ株の上昇要因は何か
みなさんこんにちは!
「金融商品を売らない投資と財務の専門家」、BFPホールディングスです。
本日は、
「なんでアメリカ株が上がっているんだろう??」
という疑問を簡単に解説していきます。
ヒントは金利
2018年11月頃を境に、
アメリカの10年物国債金利は約3.15%から
2021年1月現在、約1%にまで下落しています。
こうなった背景にはいろいろな要因があるのですが、
さて
「機関投資家」と呼ばれるプロの大口投資家のなかで
「金利」が減少すると困るのはどこだと思いますか?
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
答えはずばり、「年金基金」と「保険会社」です。
手堅い運用が必要な機関投資家
これらはそれぞれ、
「保険料という形でお金を集めて、それを運用する」
「数年・数十年後には、何らかの形で支払いを行う」
(=全部飛ぶようなリスクは取れない)ということからある程度手堅い運用を行う必要がある機関投資家です。
こういったところが、「株式」ではなく「債券」をメインに運用しています。
金利が下がるとどうなる?
さて。
では最初の話に戻りまして、
「金利が下がると、債券価格は上がります」
ですので、こういった視点からみると上記の機関投資家は、
【すでに保有している投資対象については、ある程度利益が出た】
ことかと思われます。
その一方で。
保険料の徴収ってのは日々、今現在も続いていますよね?
では、その「金利暴落後に集めたお金」の運用はどうする(どうしている)のでしょう?
持ってるだけで年利3%もらえたのが1%になってしまったら
想定していたリターンを達成できないですよね!?
これはまずい。
そして債券から株式に
・・・と。
上記のような流れで、本来債券市場に流れていたお金が
株式市場に(配当目的で)流れる。
- 株が買われたことにより株価が上がる
- それを、「経済が強い」と勘違いしたアホが買う
- 強い経済をアピールしたい政府と売りたい証券会社が煽る
- さらに株価が上がる
・・・。
というのが、現在のアメリカ株や日本株の状態です。
誤解のないようにお伝えします
誤解の無いように言いたいのは、
「株を買っちゃダメ!」というのではなく、
「なんで上がってるのかちゃんと理解したうえで、相場に乗るか否か決めてください」
ということを本記事ではお伝えしたく執筆しました。
SNSやら営業やらに乗せられて、
「今は経済が強いから買っていいんだ!」
と考えるのはやめましょう。
いつか死にます。
今回はこの辺で。
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