【投資学習特化FP】なぜ、米国株は上がり続けるのか?【株式会社BFPホールディングス】
米国株が上がり続ける理由
みなさんこんにちは!
「金融商品を売らない投資と財務の専門家」、BFPホールディングスです。
米国株、とりあえず一息つきましたね。
現在、皆さんの中には「今後、アメリカ株への投資、どうしようかなぁ?」
と方針について思案されている方も多いと思われます。
というわけで今回は
指針を作る際の前提知識として必要な
「そもそもなぜ、米国株は上がり続ける(上がりやすい)のか?」
について解説いたします。
理由1:資産比率
株価が下がると、アメリカという国は死にます。
米国民の資産における投資信託の比率は約50%で、言い方を変えれば
『株価が半額に暴落すれば、国民資産は4分の1が消失する』
ということになります。
ですので政策としても
「株価が大暴落するような施策は打ちにくく、むしろ株価上昇が支持率につながるため、株価が上がりやすい土壌である」
といえます。
理由2:年金基金の規模がでかい
万国共通で、年金基金というのは国民から集めたお金を『運用』しています。
うまくいってるかどうかはさておき。
年金というのは、お金を集めて数十年後に支払うという形式上、
運用戦略はどうしても「中期~長期」以上になります。
データによりばらつきはありますが、
アメリカでは現在、
年金基金が上場企業株式の「3分の1以上」を保有している
といわれております。
実は日本も近年の『政府買い戦略』で同じような状態になりつつあるのですが、
こういった「中期・長期投資家」が株式を相当比率保有することで、
「株価の下落・暴落が起きにくくなる」
という状態になります。
ま、それが資本主義として正しいのか?
という議論はあるにはあるのですが、現実の効果としてはそうなっております。
理由3:高額な「ストックオプション報酬」の存在
アメリカでは「ストックオプション」と呼ばれる、
「一定の決めていた水準で株式を取得できる」という条項を、
自社の経営者・社長が保有しているケースが日本よりも多いです。
例えば、今の株価が100円だとしましょう。
ストックオプションを100円で保有しており、
この会社を成長させ、株価を1000円に成長させたとします。
そうすると
「1000円の株式を、100円で取得する」ことができ、
即座に売り飛ばせば「900円」の利益になります(リターン900%!!)
こういった「特権」があるので、
経営者・社長は「自社の株価を上げよう!」と必死になります。
ここだけ見ると
「利益を享受しやがって!許せん!!」
と思われる方もいるかもしれませんが、
それが巡り巡って株主(投資家)の利益にもなるので、
「WIN‐WIN」な関係といえるでしょう。
粉飾して不当に株価上げたりしない限りは。
以上が、ざっくりとした「基本的な米国市場の前提条件」です。
どんな運用にも言えることですが、
こういった「基本的な理解」があるとないとでは、
戦略立案の精度が全く違います。
本件をご参考に、皆さんも投資をされる前に
基礎学習をされることをお勧めします!
今回はこの辺で。
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