【投資学習特化FP】米国債で最近見るストリップス債とは?【株式会社BFPホールディングス】
ストリップス債とは
みなさんこんにちは!
「金融商品を売らない投資と財務の専門家」、BFPホールディングスです。
今回は、「既発債(すでに発行されている債券)」で
たまに見かける「ストリップス債」というものについて、
簡単に解説紹介していきます!
一言で言ってしまうなら「割引債」
ストリップス債券は、「金利が0%」です。
その代わり、
「額面からディスカウントした価格で買える」
というのがメリットになります。
つまり、
「100円の商品を、95円で売っている」という状態になるわけです。
95円で買ったものを、満期(償還日)まで保有すると
100円になって返ってくるので5円儲かる!
というのがこの商品の基本設計なわけです。
で、どんな意味があるのそれ?
一言でいえば、
「自動的に複利運用になるので、長期投資に向いている商品設計である」
ということが言えます。
通常の金利が支払われる債券でしたら、
「債権を買う」→「利息が支払われる」→「そこから税金が引かれる」→「利息分を投資する」
という流れになります。
この際、ほかの商品を買うなら問題ないですが、
そのまま同じ商品を買う場合、引かれた税金の分、損ですよね?
ですが「ストリップス債」の場合、
「安い値段で買う」→「数年後、満期が来る(利益確定)」
という形になるため、余計な税コストが発生しません!
これが最大のメリットです。
また商品の設計上、
- 満期まで期間が長ければ長いほど安い値段が付く
という点もポイントで、
総合的にみて中期~長期の投資に向いている商品であります。
で、デメリットは?
ほかの商品にも言えることですが、
- 途中売却した場合、損失が出る
場合があります(利益が出る場合もあります)。
また債券という商品特性上、
- 大きな値上がりを望みにくい
- インフレリスクに対応しにくい
というデメリットがあります。
活用イメージとしては
「外貨預金のような形で資産を置いておく。
でも、預金よりもうちょっと利息が欲しいなぁ」
という場合にお使いください
(※参考にしているアメリカ国債のストリップス債券の場合)
今回はこの辺で。
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