【投資学習特化FP】オススメ銘柄はなぜ当たらない?【株式会社BFPホールディングス】
みなさんこんにちは!
「金融商品を売らない投資と財務の専門家」、BFPホールディングスです。
本日は、相談が多い「(当たらない)おすすめ銘柄」の真偽について
解説していきます!
証券会社のオススメ銘柄実態!
最近はネット証券が一般的になってきたため減りましたが
未だに営業マンがついていたり
電話でオーダーしたりというシステムを採用している証券会社は
時折、担当からおすすめ銘柄を囁かれることがあります。
まぁ、結論から言ってしまうと
『証券会社の買いは売り』という業界格言が
あるぐらいなので、びっくりするぐらい当たりません笑
だから「信用するな!」で終わるのもなんなので、もう少し掘り下げます。
そもそも『自称プロの営業マン予想はなぜ当たらないのか』
について、要素を上げながら解説してみます。
そもそも営業が「素人」である
一番多いのはこれです。
ぶっちゃけた話をすると
よほど大口の、億単位を常に回すような顧客じゃない場合
つく営業担当は新入社員かそれに近いような営業担当であることがほとんどです。
例えば美容室なら髪を切るプロが
弁護士なら法律のプロが担当するのがほとんどですが
証券営業というのは『証券のプロ』ではなく
『売りつけるプロ』です。
そのあたりを勘違いして
裏にある看板(会社名)だけを信用すると
だいたい損させられます笑笑
他がどうかは知りませんが
少なくとも弊社に
「営業マンに損させられて資産が減ってる!どうすればいい!?」
と相談に来られる方は
中堅以上の証券会社で担当取引
をしていることが多いです。
証券会社にもノルマがある
現在、回転売買と呼ばれる
『必要以上に売買を繰り返させる行為』
が社会的に問題視され金融庁も業界に是正勧告をだしています。
証券会社も他の営業と同じく「ノルマ」というものが
公然・もしくは暗黙の了解のうちに存在し
この『ノルマ達成』のため
担当は顧客に『無理な売買』『不要な売買』をすすめるというのが実態です。
2019年9月現在ちょっとずつ改善されつつあるものの
証券会社の収益構造が
『顧客売買での積み重ね』
で得ているという体制が変わっていないため
ほとんどこの体制は変わっていないのが現状です。
会社として売らなければならないものがある
株をやっている皆さんは例えば最近だと
ゆうちょ系の株式営業と、
その損失について耳に入っている方も多いのではないでしょうか。
知らない方のために簡単に解説すると
政府がゆうちょ系3社の株式を売却するに当たり
証券会社営業マンが『オススメ銘柄』として積極的な販促を行いました。
結果は散々で、上場当初は値上がりしたものの
証券会社(おそらく、それ経由で政府の意向)が提案した
『長期保有のすすめ』で
それを信じた顧客の方は皆平等に損をしています。
これが純粋な『予想』の結果であれば、
相場は百発百中とはいかないので
「たまにはそういうこともあるか」
で納得するべきでしょうが、
ほぼ全証券会社が同じタイミングで
同じ銘柄を自社分析の結果『推奨』したとは現実的に考えられず
どこかから『売らなければいけない』という
強いバイアスが掛かっていたとみるべきでしょう。
このように、証券会社も会社ですので
『付き合い上、取り扱わなければならない商品』
というものが存在します。
そのしわ寄せが、オススメ銘柄の予想を信じた顧客の皆さんに行くわけですね。
まとめ
- 営業が素人
- ノルマがある
- 売らなければならないものがある
以上、証券会社推奨のオススメ銘柄が当たらない理由でした。
他にも色々と理由はあるのですが
きりがないので一旦個々で終了とします。
もし興味がある方などは、また個別にご質問ください!
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